おサイフケータイ&防水対応モデルを用意するなど、日本市場への本気度が話題になっている、OPPOの国内参入第2弾モデル。ASCII.jpでもすでに製品レビューなどを掲載しているが、あらためて発表会での写真を中心にチェックしていこう。
ガラス素材のグラデーションが文句なく美しい「R15 Pro」
まず紹介するのが、そのおサイフケータイ&防水対応の「R15 Pro」。SoCやカメラなど、スペック的には今年2月発売の「R11s」の後継にあたるモデルとなる。発売は少し遅れて9月下旬の予定。価格は税抜6万9880円。
機能面に注目が集まっている本機だが、とにかく美しい筐体も大きな魅力。薄型のメタルボディーだったR11sからは一変。側面まで覆う滑らかなガラス素材とグラデーションがかかったレッドとパープルの本体色は非常に鮮やかだ。
レッドは金色がかったり、濃い赤になったりとインパクト的にはより大きいが、パープルは全体的には黒っぽくシックで、見る角度で紫になる。どちらもも申し分ない美しい仕上がりだ。普段からそのまま使いたいところだが、さすがに落として壊すのが怖い。というわけで、ケースを付ける人が多いだろうが、製品に付属するケースは簡易な薄型のものでありながら、角までしっかり覆ってくれるので、好みのものが見つかるまでの期間もフルに活用できるのがうれしいところ。
スペックはSoCこそSnapdragon 660とハイエンドとは言いがたいが、鮮やかな表示が魅力の19:9の6.28型有機EL(1080×2280)に、6GBメモリー、128GBストレージと高性能。カメラは16メガ+高感度の20メガの組み合わせで、インカメラも20メガ。写真は風景にしても、ポートレート、セルフィーにしても設定に悩むことなく、とにかく簡単にキレイに撮ることに徹している印象だ。
ネットワーク面では、3キャリアのVoLTE+DSDVに対応予定。バッテリーは3430mAhで、VOOCと呼ばれる独自の高速充電技術に対応するが、端子はmicroUSBとなっている。
2万円台で大容量バッテリーにDSDV対応が◎
「R15 Neo」
「R15 Neo」はコスパを重視する人向けのミドルクラスのモデルだ。4GBメモリーモデルと3GBメモリーモデルがあり、価格は税抜2万9880円と2万5880円。ともに2万円台におさまっている。発売日は8月31日と9月7日。
ミドルクラスということで、R15 Proほどの高級感ではないが、背面はダイヤモンドカットのデザインがアクセントとなっている。よく目をこらして見ると、非常に細いヘアライン模様が施されているなど、工夫されていることがわかる。カラバリはダイヤモンドブルー、ダイヤモンドピンクの2色。
スペックを見ていくと、SoCがSnapdragon 450、ディスプレーはノッチ付きで19:9の6.2型液晶で解像度は720×1520と、同クラスの強力ライバル……具体的に言えば「HUAWEI P20 lite」よりもやや見劣りする。特に解像度については、日本語の表示でフルHDクラスとの差は感じるが、そのぶん動作面では軽快で不満は生じない。
一方でライバルよりリードしている点も多い。メモリーは3GBまたは4GB、ストレージも64GBと大きい。さらにネットワーク面はR15 Proと同等。対応バンドが多く、VoLTE+DSDVが利用でき、さらにnanoSIM×2+microSDのトリプルスロットだ。バッテリーも4230mAhと非常に大容量で、それでいて厚みは8.2mm、重量は168gと決して大きすぎる数字ではない。
カメラは13メガ+2メガ、インカメラは8メガ。背景をキレイにボカすポートレートモードや強力なセルフィー機能は本機も同じ。なお、本機には指紋センサーは搭載されていない(顔認証は可)。見映えするデザインや機能とともに、実用性が重視された1台と言える。