女性リーダーを育成
初の地区長誕生

──人手不足問題についてはどのように対策しますか。

 いろいろなプログラムを実施しています。まず、採用チームを本部に設置し、多種多様な人財を採用するようにしています。また、採用するだけでなく、成長し続けてもらうことが大事です。15年からはウォルマートグループ共通で実施している「Woman In Retail(ウーマン・イン・リテール)」というプロジェクトも開始しました。

 これは、店舗アソシエイトの約7割を占める女性の活躍・成長を通じてビジネスを成長させることを目指し、店舗の女性社員を対象としています。われわれのビジネスに関していろいろなことを学んでもらい、女性リーダーの育成や将来の女性リーダー候補者を発掘することを目的としています。これまでトータルで約220人が参加し、初めて女性の地区長も誕生しました。

 女性のお客さまが多いことからも、多種多様な女性リーダーを育成するというのはわれわれにとっても優先順位の高い問題です。

──では、ご自身のミッションは何だとお考えですか。

 西友はこの10年、成長軌道に乗り続けてきました。私のミッションは、その成長を続けることです。お客さまに、より品質の高い商品を安い価格でお届けすること。そのために運営の効率化を図ること。まだまだやれることはたくさんあります。その変革を、スピード感を持って進めていくことです。

──急激にビジネスを成長させるために、時間を買うという意味で、現在、日本でM&A(合併・買収)を行うことは考えていますか。

 特に今すぐM&Aを行うというプランはありません。ただ、チャンスがあれば検討する可能性はあります。お客さまによりよいサービスを提供するにはどうすればよいか、という視点で考えています。

── 一方、アマゾンジャパンは急成長を続けています。どのように対策しますか。

 われわれは以前から生鮮食品を取り扱ってきましたので、生鮮食品の販売の仕方を熟知しています。ネットスーパーにも力を入れています。さらに楽天とのパートナーシップで、販売力をさらに強化していきます。