英メディアの「アスリートの市場価値」ランキングで大坂なおみが27位に。大谷翔平は?Photo:AFP/AFLO

 全米オープンを初制覇し、一躍時の人となった大坂なおみ。連戦や取材対応などの疲れがあったようで、東レ・パンパシフィックオープンでの凱旋Vは果たせなかったが、準優勝し、グランドスラム覇者の実力を見せてくれた。

 ところで「World's 50 Most Marketable 2018」というランキングが発表された。当コラムでも何度か取り上げているが、今、世界で最も市場価値のあるアスリート50人のランキングで、イギリスのスポーツマーケティングメディア「SportsPro社」が判定し、発表したものだ。

今後3年、市場価値が
急上昇しそうな選手を選出

 このランキングには、すでに世界からスタートして認められ、莫大な報酬を得ているアスリートはほとんど入っていない(16位にネイマールがランクされているが)。ランクインした顔ぶれを見ると、多くが世界のスポーツシーンに現れた新進気鋭のスター候補。同社の解説によれば将来性や話題性、カリスマ性、ルックスなど、さまざまな角度からチェックし、今後3年間に渡って多くのファンから支持されると思われるアスリートたちだ。その結果、メディアからは常に注目され、大スポンサーがつき、市場価値は上がっていくだろうという、いわば先物買い的なランキングである。