米上院共和党指導部は、ホワイトハウスの圧力を受け、ブレット・カバノー氏の連邦最高裁判所判事指名の承認に向けた最終的な手続きを加速させようとしている。27日には、10代の頃に同氏から性的暴行を受けたとする女性の公聴会が予定されている。上院司法委員会は、カバノー氏指名承認の投票を28日に予定している。共和党のミッチ・マコネル上院院内総務の事務所は議員に、週末勤務の用意をしておくよう伝えた。これは委員会での投票が実施され、来週前半の上院本会議での承認につながると考えていることを示唆している。ドナルド・トランプ大統領は、最高裁の次期開廷期が始まる10月1日までにカバノー氏が最高裁判事に就任するよう望んでいる。共和党議員も、上下両院での過半数維持を目指す11月の中間選挙までに最高裁判事を決定することを目指している。