ドナルド・トランプ大統領は25日、国連総会で演説し、複数の国際機関や同盟について責任を果たしていないと批判し、米政権による強硬な貿易政策の妥当性を主張した。演説の冒頭、トランプ氏が自身の政権について「我が国の歴史上、どの政権よりも多くのことを成し遂げた」と指摘すると、会場からは笑いが起こった。トランプ氏は会場を見渡し、「そうした反応は予想していなかった」と応じた。昨年の国連演説以降、トランプ氏は複数の国際協定の改定や停止に乗り出した。昨年は国際協定や多国間同盟に対し、従来政権とは異なる挑戦的な姿勢をしばしば打ち出し、世界の多くの国々を動揺させた。グローバル化した世界が保護主義に傾く米国といかに対峙(たいじ)すべきか、議論も巻き起こした。
トランプ氏、強硬な貿易政策の妥当性を強調
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