京成電鉄は2月13日、「成田空港アクセスの更なる強化に取り組みます」と題して、新型有料特急の車両デザインイメージと成田スカイアクセス新線整備計画の検討着手について発表した。2028年度に運行開始予定の新型有料特急は最高速度時速160キロ運転で、押上~成田空港第2ビルまでの所要時間を、大幅に短縮する見通しだ。さらに、複々線化まで視野に入れた構想は、私鉄では異例の大規模投資となる。京成電鉄の本気度と実現への課題とは。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也)
車両デザインイメージに
描かれた注目すべき「線」
今後10年の成田アクセス戦略は2025年6月2日付記事で取り上げたが、その後も新情報が相次いで発表された。記事では新型有料特急の最高速度を時速130キロ程度、押上~成田空港間の所要時間を45分程度と推測したが、同年8月に「30分台でつなぐ」と報道された。
最高速度時速160キロ運転を行うスカイライナーが、日暮里~空港第2ビル間(66.2キロ)を最速36分で走破することから、押上から57.3キロを走行する新型有料特急も同等の速度であることが見えてきた。そして、今回の発表で時速160キロ運転が正式に発表され、押上~空港第2ビル間を「最速30分台前半」に短縮するとの見通しが示された。
あわせて車両デザインイメージとして、車両正面の左半分が公開されたが、デザインコンセプトや運行形態、愛称など詳細は「鋭意検討中」として今後、段階的に発表していくという。
新型有料特急の車両デザインイメージ(京成電鉄プレスリリースより)
ここで注目したいのが、前照灯横に非常扉のような線が見えることだ。非常扉は地下鉄線内の運行に必要なものだが、前回記事の取材で京成は「地下鉄乗り入れは予定していない」と回答していた。







