台風、地震などの自然災害が相次ぐ昨今。いつ・どこで災害に遭うかもわからず、なんとなく不安に陥っている人も多いのではないだろうか。そんな不安を少しでも軽減させるのが、「防災グッズ」だ。では、どんなものを持てば突然の災害にも十分備えられるのか。防災・危機管理アドバイザーである防災システム研究所・山村武彦所長に、自身が持ち歩いている防災グッズを教えてもらうとともに、自分にあった防災グッズの選び方を聞いた。
専門家のカバンに入っている
「防災グッズ15点」は意外にコンパクト
災害はいつ、どこで起きるかわかりません。ですから、普段持ち歩くカバンの中に、最低限でも自分を守る道具を用意しておくことが大切です。
私がいつも持ち歩くカバンの中には、自分で作った防災モバイルセットが入っています。これは、自分で集めた防災グッズを自分用にアレンジして用意したものです。最低でも以下に示すグッズを用意しておくと安心です。
・けむりフード(きれいな空気を入れてかぶるだけで、煙から身を守れる)
・雨合羽
・マスク
・携帯用のトイレ(意外と小さく、消臭剤と凝固剤が入っています)
・カイロ(冬はもちろん夏でも夜は寒く、よく眠れないので必要)
・首から下げられるLEDライト(足下を照らすので移動しやすい)
・手で持てるLEDライト
・充電器
・予備の電池
・ラジオ
・ワンセグのチューナー
・命の笛(非常に遠くまで、音が届きます)
・モンダミン(歯磨きができない場合にも口の中を清潔に保つため)
・チョコレート
・飴