物言う株主(アクティビスト)のウィリアム・アックマン氏は9日、自身が率いるヘッジファンド、パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントがコーヒーチェーン大手スターバックスの株式を約1.1%取得したと明らかにした。ジム・グラント氏が創刊した投資情報誌「グランツ・インタレスト・レート・オブザーバー」の秋季会合で述べた。アックマン氏はスターバックスについて「これまで目にした中で、業界を最も支配している企業の1つ」と指摘。株価は足元、既存店売上高の減速や長期成長目標の引き下げ、経営陣の変更などを背景に低迷しているが、既存店売上高はプラスが続いており、中西部や南部を中心に米国でもまだ成長余地が残っているとの見方を示した。