米連邦最高裁判所の判事に就任したばかりのブレット・カバノー氏が9日、判事席に座った。最高裁における保守の優位を確立しようとした共和党の50年に及ぶ取り組みが成就した瞬間だ。9日の審理の中には、こうした重みを示唆するものはほとんどなかった。ジョン・ロバーツ最高裁長官は、短いカバノー氏歓迎の辞を述べ、その後最高裁は、2件の日常的な訴訟で判決に臨んだ。しかし、時がたつれて、カバノー判事は、広範な分野にわたる保守派の司法面の課題履行に向け、一貫した票を投じることになるとみられる。これらの分野では、1969年以降共和党の大統領が18人中14人の判事を任命してきたにもかかわらず、最高裁の場で、イデオロギー的一貫性のある結論を得られずにいた。
保守優位の米最高裁、ニクソン時代の夢実現
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