マリフアナ(大麻)投資が異様な盛り上がりを見せている。カナダでは17日に娯楽用大麻が解禁され、米国でも合法化への動きが広がる中、共和党のジョン・ベイナー元下院議長から歌手のジミー・バフェット氏まで、誰もがその波に乗りたいようだ。大麻銘柄の株価は大幅に値上がりし、関連の新興企業も急増しているが、多くのマネーが生まれる可能性がある一方、巨額の資金を失うこともあり得る。つまり、個人投資家は、参加者ではなく傍観者に徹していた方が良いという、典型的な高リスク状況だ。だがビールやワインといった他の社会的潤滑油を販売する企業となれば、話は違ってくる。こうした企業にとっては、大麻投資の見送りは、実際に投資するよりもリスクが高いということにもなりかねない。
大麻投資に賭ける企業、成否はいかに
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