ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

ついに、ロボットが
リアル・ビジネスを変える日が来た?!

安間裕
【第9回】 2012年5月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
previous page
2
nextpage


(ちょうどいいところから再生します)

 動画をご覧いただくとよくわかりますが(英語ですが、画像だけで凄さは十分伝わります)、まず、ソフトウェアが、同梱するべき注文を、ピッカー(人ですね)に割り振ります。同時に、同梱するべき製品が乗っている棚たちが、「ルンバ」によって、その人の回りに集まってきます。「ルンバ」はお利口で、ぶつからないように制御され、最適経路が計算され、該当の場所に最短時間で移動します(その移動状況を制御しているモニター画面もあるのですが、なんだか、アリの巣の断面図みたいに「うじゃうじゃ」動いていて、ちょっと気味が悪い感じです)。

 それから、ピッカーは、どの注文で、どの棚から、どの製品を、いくつピッキングするかなどをディスプレーによって指示され、それに従い、該当する箱に詰めていきます。製品を詰めたら、バーコード・リーダーで読み取らせ、コンピュータに記録します。

 箱詰めが終了すると、箱を乗せた「ルンバ」が検品エリアに自走し、検品担当者がこれもまた指示に従って確認作業を行い、緩衝材などを同梱し、宛先が貼付されます。それから、配送ドックに移動していきます。

 従来の自動倉庫では、梱包用の箱が、ベルトコンベアーに乗って、該当製品の棚に移動し、ピッキング作業が行われます。自動ピッキングが可能な製品であれば、機械が何らかの方法で(例えば転がしたり、ロボット・アームが持ち上げたりして)箱詰めを行い、人間が行う場合は、ディスプレーの指示に従って注文された数だけ製品を詰めていくことになります。

 つまり、製品は動かず、箱が動き、人または機械がピッキングと箱詰めをします。機械が行う場合でも、位置付けはあくまで、人間の代替です。

 これに対し、キバは、製品が人のいる場所に動いてくることになるので、製品を動かす人もそうですし、作業の待ち時間などが大幅に改善されます。

previous page
2
nextpage
IT&ビジネス
クチコミ・コメント

facebookもチェック

現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則

グローバル経済のなかで地盤沈下の進む日本。再びIT先進国として飛躍するためには、ITをビジネスの武器とする発想が必要だ。ビジネスは現場が肝心。現場の意思決定のスピードアップなど現場力向上に先端ITをどう生かしていけばよいか、IT業界のフロントランナーがわかりやすく解説する。

「現場力を伸ばす先端IT活用の鉄則」

⇒バックナンバー一覧