米中間選挙の結果がどうなるにせよ、すでにはっきりしたことがある。それは共和党の精神を巡る戦いは終わり、ドナルド・トランプ大統領が勝利を収めたということだ。トランプ氏は、長らく共和党のエスタブリッシュメント(既成勢力)の抵抗を受け、同党の核となる幅広い層のイデオロギー的保守派から拒絶されてきた。保守派の多くはトランプ氏を絶対に受け入れようとしなかった。しかし当選2周年が近づいている現在、これらの反対戦線は崩壊している。共和党は善かれあしかれトランプ氏のポピュリスト(大衆迎合主義)的な党となった。共和党は草の根レベルで、驚くべき団結力をもってトランプ氏の下に結集している。今回の中間選挙に向け、党エスタブリッシュメントの候補者らはトランプ氏の支援や推薦を受け入れ、多くの場合、彼のスタイルやテーマを模倣している。