タベアルキストのマッキー牧元さんは、食レポの天才です。日本のグルメ界を代表するマッキーさんの文章には、食している光景が目の前に一気に立ち現れてくるような臨場感があり、思わず唾液がこみ上げてきます。
マッキー牧元著、ぴあ、1,296円(税込)
文才はもちろんですが、多分、それ以上に、マッキーさんが心から食を愛しているから、その気持ちが読者の心に素直に伝わるのだと思います。
昨年末、そんなマッキーさんたちと一緒に、一般社団法人日本ガストロノミー協会を立ち上げました。
スペイン・バスク地方のサンセバスチャンで100年程前に立ち上がった、料理好きの男たちがキッチンに集まって料理を作って楽しむ美食クラブは、現在では100余りにものぼるそうです。そうした美食クラブを見習って、日本でも同様な活動を展開しようというのが日本ガストロノミー協会の設立主旨です。
東京赤坂にプロ仕様のキッチンを備えた拠点を構え、夜な夜な行われる日本ガストロノミー協会の活動の中核にいる一人がマッキーさんです。
年間600食を外食するというマッキーさんは、レストランやレシピに詳しいだけでなく、料理の腕も超一流で、なんと言っても、素材を活かした味付けが天才的です。
そんなマッキーさんのノウハウが一杯詰まった渾身の作が、本書「超一流のサッポロ一番の作り方」です。