出前や食品宅配を手掛ける企業がこのところひっぱりだこだ。投資家は家庭や職場への食品配送ビジネスが成長を続けるとにらみ、熱い視線を送っている。ピッチブックによると、ベンチャーキャピタル(VC)は今年これまでに食品宅配サービス関連企業に計35億ドル(約3900億円)を投資している。これは2017年の年間投資額の3倍余りに相当する。生鮮食品宅配アプリを手掛けるインスタカートは先週、6億ドルの投資資金を確保し、評価額は44億ドルから76億ドルに拡大した。創業者のアプアバ・メフタ氏はインタビューで、上場する計画があることを明らかにした。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先週、同業ポストメイツが新規株式公開(IPO)に向けて複数の投資銀行と協議していると報じた。同社は約12億ドルと評価されている。
食品宅配サービスに群がる投資家、評価額うなぎ上り
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