米フェイスブックは26日、来月の中間選挙を前に政治色の強い情報を流していたイラン関連の不正なページやアカウントを、フェイスブックと傘下のインスタグラムから削除したことを明らかにした。フェイスブックはブログで、82のページ・団体・アカウントを削除したと述べた。これらのフォロワー数は合計で102万人いた。同社によると、ページの制作者は米国か英国の市民を装っていた。フェイスブックのサイバーセキュリティー政策責任者、ナサニエル・グライヒャー氏は記者団との電話説明会で、イラン政府とのつながりは見つからなかったものの首謀者は不明だと話した。こうしたアカウントはブレット・カバノー最高裁判所判事候補の指名確認公聴会、国歌斉唱時の米プロフットボールリーグ(NFL)選手の起立拒否、2016年の大統領選へのロシア干渉を巡るロバート・モラー特別検察官の捜査といった題材を取り上げていた。