ドナルド・トランプ米大統領は1日、米南部国境で身柄を拘束された移民について、難民申請中に釈放して米国入りすることを認めずに収容し続ける意向を示した。トランプ氏は来週の中間選挙を前に、移民に対する強硬な姿勢をアピールし続けている。最近も国境警備を強化するため数千人の米兵を配備すると表明したほか、米国籍の出生地主義を大統領令で廃止する考えを明らかにしている。ただ後者は憲法違反にあたると専門家らが指摘している。トランプ氏は1日、難民申請中の移民を収容し続けることなどに関する「包括的な」大統領令に署名する予定だと述べた。詳細は明らかにしなかったが、移民らはテントなどの施設に収容されることになるという。またそのような計画が難民申請者やその子供の取り扱いに関する法律に違反していないとも述べた。
米国境で拘束の移民、難民申請中の釈放中止へ
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