トランプ米政権が米連邦捜査局(FBI)本部ビルを郊外に移転する計画を取りやめた問題で、首都ワシントン中心部で建て替えた方が費用がかからないとの政権の説明とは食い違う内容の文書が2日、明らかになった。今回明らかになったホワイトハウススタッフが交わしていた電子メールでは、郊外に移転するよりも、建て替えの方がコストがかさむと考えていたことが示唆されている。ホワイトハウスのサラ・サンダース報道官は10月、CNNに対し「大統領は政府の支出を抑えたいと考えている」と説明しており、文書の内容とは矛盾している。建て替えの決定に疑問を呈していた民主党議員らは、ホワイトハウスに一段の情報提供を要求する書簡を送付。書簡の一部として電子メールの存在が明らかになった。