米共和党は、長年にわたって、有権者の中のある大きな層の力強い支持を期待することができた。それは大学の学位を持つ白人男性だ。しかし、かつては頼りになったこのグループは今、もはや共和党の支柱ではなくなった。このため、共和党の候補者は多くの選挙区で、勝利のための支持層を構築する上での新たな課題に直面している。今年行われた世論調査を通して見れば、大学教育を受けた白人男性は、現在では基本的に共和、民主いずれの味方にもなり得る浮動票グループとなっており、実際のところ、むしろ民主党候補寄りに傾いている。調査によれば、こうした白人男性は、下院議員選挙の接戦区で有権者の5分の1近くを占めており、彼らの選択が6日の中間選挙の一部選挙区での勝敗を決する得票差をもたらす可能性は十分にある。
米中間選挙の激戦区、白人男性が握る浮動票
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