現在、活躍している経理部員のみならず、次世代社員らが活性化できる経営方針を実現するためには、部長・本部長クラスの方が税理士との向き合い方の改革策を講ずることも必要でしょう。

経営陣の「一歩前進」が
税理士との付き合い方を変える

 これまでは、形式的な面談ばかりで費用、時間効果などあまり重要視していなかった企業の経理部員は、もっと貪欲に税理士事務所とのかかわり方を見つめて、今後の支援・サービスを求める必要があります。

 双方で突き詰めていけば、誠心誠意応えてくれる税理士事務所に対して顧問料アップなども検討する場面があるでしょうし、逆にそこまで立ち入ることに拒否を示す税理士事務所であれば、入れ替えも視野に入れなければならないでしょう。

 税理士事務所も取引先の1つです。ステークホルダーの1人として、有意義なサービスを提供し、自社側の姿勢も税理士事務所側に有益なクライアントなのか、今から再考してみてください。

 そして経営陣の皆さんへ――。顧問税理士事務所は、どんな場面でどんな策を講じて自社に対して貢献したでしょうか。即答できないのであれば、なぜ顧問契約を結んでいるのかを省みて、関係性を一から見直すべき時期です。

 あなたの前進が今後の経営体制に大きくプラスに効くのは、間違いありません。ぜひ、これから経理部室のドアをノックし、税理士事務所との関係について実情をヒアリングしてみてください。必ずやメスを入れる箇所があるはずです。

(ビジネス作家・経理環境改善コンサルタント 田村夕美子)