
田村夕美子
スタッフ、マネジャー、担当役員と、経理関係者にはそれぞれのステージがある。そこで求められる意識や働き方とは何だろうか。黙々とデータ処理を行うだけの事務部隊のままでは、経理部門の未来は明るくない。

第19回
経理の仕事はRPAやAIなどの導入が加速化し、今後はますます自動化していくと見られている。そんな中、経理パーソン向けの研修が重要になっている。しかし、研修を一辺倒なやり方で進めるだけでは、効果は期待できない。

第18回
一昔前の企業のコスト管理は、「乾いた雑巾を絞る」ような発想で、細かい経費節減が重視されていた。しかし、今やそんな時代ではなく、効率化が伴わない経費削減は意味を成さない。生き残るためのコスト管理術を教えよう。

第17回
会社経営の中枢を担う経理部門の社員に、次のステップを歩んでもらうための人材育成策にはどんなものがあるのか。普遍的なノウハウの継承が重視される仕事と言っても、上司のコピーをつくってはダメだ。

第16回
職場での「人手不足」が声高に叫ばれるようになって久しい。特に経営に直結する業務が多い経理部での人手不足は深刻だ。しかし、実は人手不足以外の理由で「ドタバタ経理部」になっているケースも少なくないのが現状だ。

第15回
ビジネスシーンのなかでも、どちらかと言えばあまり注目されない“引き継ぎ”という業務。しかしこれを怠ると、部署によっては仕事が回るなくなる恐れもあります。特に経理部門にとって、引き継ぎは最も重要な仕事の1つです。

第14回
企業内では他部署と連携することが必要だ。経営目標を達成するには、異なる部署とも意思統一を図り、事業活動を進めるほうが生産性が上がるからだ。経理部にとって最も需要な連携先は、実は人事部である。それは何故なのか。

第13回
多くの企業は税理士事務所と顧問契約を結んでおり、経理部員は何かしらの関わりを持っているはずだ。実は、税理士事務所との関わり方が、職場の費用と時間のロスを生んでいる可能性がある。見直すポイントはどこでしょうか。

第12回
経理部内にて日々活用されている会計ソフト。しかし、現状のソフトで、実務担当者の業務の生産性が必ずしも最大限に効率化されているとは限らない。経理ソフトは会社の「大人の事情」で導入されることも多いからだ。

第11回
中小以上の企業内の経理部であれば、ある程度の人数のスタッフがいて役割分担もある。しかしその役割分担は、慣習的なものが大方を占め、環境変化に対応できるものとはほど遠い。最強の経理部に求められる役割分担とは。

第10回
普段、あまり代わり映えのしない業務を黙々とこなすイメージが強い経理部員ですが、本来は経営改革への重要な提言を期待される部署でもある。口下手な経理部員が上司を巻き込みながら改革を進めるための交渉術とは。

第9回
コンプライアンスが根付いているはずの上場企業で、粉飾会計問題が後を絶ちません。背景には、組織ぐるみの様々な要因が潜んでおり、経理部が巻き込まれることもあります。経理部員は不正とどう向き合うべきでしょうか。

第8回
外の人と接する機会が少ない経理担当者は、プレゼン能力を問われる場があまりないと思われがちです。しかし実際、経理部員には様々なシーンでそれが必要になります。会社を蘇らせる経理部員のプレゼンテクニックとは。

第7回
簿記や税務などの専門知識を活かしながらコツコツ働くイメージが強い経理職。営業職のようにノルマを課せられたり、接待にかり出されたりすることはなく、長く安定した環境で働けるとの理由で経理職を選ぶ人も少なくありません。果たして経理への配属は「出世」にどう影響するのでしょうか。

第6回
社内の様々な部署から多種多様な伝票類やデータが集まる経理部。デスクワークが多く、営業職などと比べて顧客対応やプレゼンテーションの機会が少ないため、経理部員は、どちらかといえば人と接する行為に対し苦手意識を持つ人が少なくないようです。

第5回
主に経理部員らが作成する貸借対照表や損益計算書等の財務諸表。これらの数値をベースに作られた予算実績表や前年度対比表などの経営資料は、定例会議で配布されたり各部署で回覧したりする企業も多い。しかし、資料が定例化してしまい、うまく使いこなせていない場合も多いのではないか。今回は、経理の視点で経営資料の活用の方策をご提案する。

第4回
“部下は受け身で困る”と悩む上司は多いけれど、上司が部下の仕事の本質を理解していないために支援・指導が行き届かないことは珍しくありません。経理部のエピソードを挙げて、こうした状況を打開する方法をご紹介します。

第3回
経理部が経営会議で提出する「経営資料」は税務申告や経営判断の重要な材料になる。この資料を作成する経理部には、早さや正確さだけでなく、考察と改善策を提案するスキルも求められている。しかし、そこまで達せられないケースも少なくない。経営層が欲しがる資料とは何か。

第2回
人手不足が常態化し、特に間接部門の経理部への増員は、極めて厳しい状況です。管理職でも、“プレイングマネージャー”として実務をこなしている会社は、珍しくありません。そうした状況を打開する機会は、あまり気の進まない「定型業務」に隠れています。

第1回
定型的な事務作業をこなす人材…と捉えられがちな経理スタッフ。彼ら彼女へ向けられる仕事の効率化と言えば、“仕訳の自動化”“仕事を属人化させない”といった、表面上の作業の改善を求めるものばかりだ。しかし、本来は経理=経営管理者。経理の能力を伸ばし、経営のために力を借りるにはどうしたらよいのか。
