大手キャリアを利用して、「スマホの月額料金が高すぎる」と感じている人は多いだろう。しかし格安スマホに興味はあるものの、「手続きが面倒くさい」「違約金がかかるから、更新月まで待つ」などとすぐ行動に移せない人は少なくない。一方で昨年から今年にかけて、格安スマホの環境は変化している。そこで今回は、これから格安スマホに乗り換える場合、どのような考え方で選べばいいのかポイントを解説したい。(ITジャーナリスト 高橋暁子)
昨年、大手キャリアの逆襲により、大手3社から格安スマホ事業者へのお客の流出が伸び悩んでいるというニュースが散見された。
ところが、総務省の「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表」(平成30年度第1四半期[6月末])によると、MVNOサービスの契約数は1918万件(前年同期比17.2%増)、移動系通信の契約数に占める比率は11.0%(前年同期比1.3ポイント増)と増加し続けているという。また、MVNOも増加し続けており、2018年6月末時点で906社(前年同期比27.0%増)もある。
格安スマホが話題になってから数年が経った。その間、格安スマホを扱うMVNOに関して、この1年だけに絞って見ても、環境が大きく変化している。そこで今回は、これから格安スマホに切り替える場合、どのような考え方で選べばいいのかについてポイントを解説しよう。
格安スマホに切り替えたいユーザーに朗報
有人店舗拡大で、初期設定の依頼も可能に
MVNOに乗り換えたい場合、(1)SIMフリースマホの端末とSIMカードを購入するか、(2)MVNOが提供している端末を購入してそのまま利用するか、(3)SIMカードのみ購入するか、という3つの方法がある。