サウジアラビアの検察当局は著名記者ジャマル・カショギ氏への殺害を巡り起訴した11人の被告のうち5人に死刑を求刑する。サウジ政府は15日、10月2日にトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館でカショギ記者がリヤドから派遣されたチームに殺害された事件の詳細を公表した。サウジの実権を握るムハンマド・ビン・サルマン皇太子が記者殺害を指示した可能性があるとみられている。だがアデル・アルジュベール外相はリヤドで記者会見し、捜査によって皇太子の潔白が完全に証明されたとし、皇太子は無関係だと主張した。サウジ検察当局の報道官は起訴された11人の氏名を公表せず、そのほか10人に対する捜査を進めていると述べた。全員が身柄を拘束されている。死刑に直面している5人は殺害への関与を自供した。