ごみ収集の清掃員
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新宿区で9ヵ月にわたって清掃員を体験
現場はとんでもなく過酷

『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』書影
『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』 藤井誠一郎著 コモンズ 2200円+税

「ちっくしょぉぉぉー!!」思わず天を仰いでしまった。隣で立ち読みしていたビジネスマンをびっくりさせてしまったのは申し訳なかったけれど、こんな面白そうな本を見逃していたのだから仕方ない。奥付をみると初版は5月30日、9月10日で5刷とある。面白い本が出たよ!と超速でお知らせしたいHONZの一員からするとこの遅れは痛恨の極みだ。

 偶然見つけた一冊は、『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』。地方自治や行政学を専門とする研究者が、新宿区で9ヵ月にわたって清掃員としてごみ収集の現場を体験した記録だ。この時点でもう、面白そうな雰囲気ビンビンである。

 なにしろ新宿区は、歌舞伎町や新宿二丁目、荒木町といった個性あふれる歓楽街や飲食街を抱えている。それに文化や生活習慣が異なる外国人も多い。今年の成人式で驚いたのは、新宿区の新成人の45%が外国籍だったことだ。新宿区の人口は34万6975人(2018年11月1日現在)。約12%にあたる4万3690人が外国人だ。比率は23区中トップ。そんな新宿区でごみ収集とは、聞いただけで大変そうである。