花火大会後のゴミ問題は全国的にも深刻
花火大会後のゴミ問題は全国的にも深刻(写真はイメージです)Photo:PIXTA

今年も各地で盛大に花火大会が開催され、夜空を彩る光の芸術を楽しんだ方も多いだろう。今年はゲリラ豪雨などの急な悪天候を避けるために、あえて秋に開催する自治体も多いようだ。27日も東京都調布市で「映画のまち調布“秋”花火2018」が開催される。ところで、花火を観賞しながら飲食して出たごみを、どう処理したかご記憶だろうか。主催者指定のごみ置き場に捨ててきた方がほとんどだと思うが、その場に放置したり、道すがら見掛けたコンビニや地元住民用のごみ箱に捨てたりはしなかっただろうか。それなりの規模の花火大会だと新聞社やテレビ局が主催者に名を連ねるので、花火のきれいな面だけがクローズアップされるが、SNSが発達した最近は心ない方のごみ放置などマナー違反の様子は即座に拡散される。地元住民の憤りも同様に伝わり、主催者も対応に苦慮している。(事件ジャーナリスト 戸田一法)

SNSで拡散される惨状

 10月20日夜、あるツイートが1枚の画像とともに瞬く間に拡散された。

「江ノ島。これが日本人。このままじゃ来年の花火大会無くなっちゃうよ。#江ノ島 #江ノ島花火大会」

 この日、神奈川県藤沢市の片瀬海岸では「ふじさわ江の島花火大会」が開催されていた。投稿者は花火を楽しんだ後、観客席を撮影したのだろう。ライトに照らされた、夜の海辺に散乱するごみの数々。ブルーシートやコンビニのレジ袋、ペットボトルや空き缶…。ため息しか出ないような惨状だ。

 この花火大会は昨年、雨で中止になり開催は2年ぶり。今年も途中から雨脚が強くなり、多くの観客がごみを放置して帰ったとみられる。ごみは持ち帰るか設置されたごみ置き場に捨てるようアナウンスされていたが、海岸はごみで埋め尽くされていた。