今年の年末商戦は好調な滑り出しを切ったもようだが、暫定的なデータによると、米感謝祭の週末は昨年ほど客足が伸びなかったようだ。小売業者が特売開始を前倒しし、消費者も長期にわたって買い物をするようになったことが背景にある。全米小売業協会(NRF)によると、感謝祭当日の今月22日からサイバーマンデーと呼ばれる26日までの5日間に、約1億6500万人が店頭やオンラインで買い物をした。これは前年同期の1億7400万人を約5%下回る水準だ。NRFは、年末商戦は全体として好調で、売上高が前年同期比4.8%近く増加しそうだとの見通しを示している。NRFの広報担当者、ビル・ソーン氏はブラックフライデーの週末について、ホリデー用品の買い物が中心になるが、小売業者の利益に以前ほど大きな影響はもたらさないと指摘。「いい目安になるが、買い物はずっと長い期間にわたって続く」と述べた。
輝き失うブラックフライデー、店頭の値引き少なめ
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