目は「むき出しの臓器」
叩いたりこすったりは厳禁
書店には、眼球運動だけでなく、『〇分で目がよくなる』などと称して、お手軽な目の健康法なるものが書かれた本がありました。内容を読んでみると、目やその周辺部分を叩いたり、こすったりするといったやり方が述べられていました。
不思議なことに、こんな本が売れているようです。私からすれば、目に障害を与えるだけの、信じられないような内容の本があるのです。毒にも薬にもならない内容なら、私も気にしません。ところが、この通りのことを真面目にやると、目に障害が来る可能性があるのです。ですから、看過できないのです。
目は「むき出しの臓器」です。目は光をできるだけ直接、中に取り込むために、「むき出し」のままであり、骨には守られていません。外からの力に対してはまったく無防備なのです。そのことをよく理解してください。
健康を得るためのものに、お手軽なものなどないのです。お手軽本など信用しないことが、自分を守る一番大事なことと知るべきです。