成功する人のタグ付けのうまさ「タグ付け」がこれからの時代のビジネスパーソンのカギになりそうです Photo:PIXTA

 皆さんこんにちは、澤です。

 最近、多くのインフルエンサーの方々が、SNSなどで積極的に「自分をブランド化すること」の重要性について情報発信をしています。インフルエンサーには、それぞれ非常に個性があって、それぞれが異なる領域で情報発信しています。

 例えば、インフルエンサーとして有名な方の1人にイケダハヤトさんがいらっしゃいます。私は直接お会いしたことはないのですが、あるイベントでお話ししているのをお聞きする機会がありました。その時のイケダハヤトさんは「田舎暮らし」をして「仮想通貨に関する情報発信をする」というポジションでお話ししていました。

 ちなみにそのイベントにはオンラインで参加されていて、軽トラックの中から外の風景を映しながらお話ししていました。イケダハヤトさん本人が、ご自身のポジションをよく理解しているな、と感じた瞬間でした。

 このイベントからも分かるように、イケダハヤトさんには「田舎暮らし」「仮想通貨」というタグがついています。実際、イケダハヤトさんは、この2つのタグに関する第一人者として世間から認知されています。

 他にもたくさんの有名人はそれぞれの「タグ」がついていて、たいていの場合それは1つだけでなく、複数であることがしばしばです。このときの「タグ」とは、「あぁ、××の人ですね」と誰かを思い出す時の「××」に入るキーワードです。私の場合には、「長髪でプレゼンする人ね」という思い出し方をしていただけているのではないかと思います。

 このタグは、キャリアを積むうえで非常に効果的ですし、これからさらにその重要性は増してくるのではないかと思います。

継続することで「タグ」が付けば、
仕事が自動的にやってくる

 突然ですが、ここで私の昔話をしたいと思います。私が現在勤めている会社で最初についたキャリアのタグは「ロータス・ノーツ移行のスペシャリスト」でした。ロータス・ノーツとは情報共有系のソフトウェアの名称で、今の会社にとっては競合製品です。その製品を前の会社で少し触っていた経験があったので、そこで得た知見をベースにノーツユーザーの顧客にアプローチし、コンサルタントとして自社製品への移行をお手伝いしていました。