MVPに600万円、
1泊130万円の
ドバイ七ツ星スイート
わが社より派手な社員表彰を行っているのが、
株式会社アップルパーク(駐車場運営・東京都)の山中直樹社長です。
営業のインセンティブ表彰は年1回で、トップの成績をあげた営業マンがMVPになる。
MVPには、プロレスのチャンピオンベルトを製造しているメーカーに同じものを頼んでつくってもらった特製ベルトが贈られます。
もちろん、現金でも愛情を示しています。
インセンティブなので額は成績によって変わりますが、
去年は600万円。
ボーナスはまた別にあるので、
MVPにはボーナスと合わせ2ヵ月で800万円の現金が転がり込んだ。
額があまりにも大きいので社員の金銭感覚が狂わないか心配ですが、
そこは山中社長がうまくケアしています。
その他、優秀チームにもインセンティブが配られ、
総額で800万円の大盤振る舞いです。
現金を表彰式会場に運び入れるときは
“ジュラルミンのケース”を使ったというから本格的です。
社員を元気づけ、やる気にさせたアップルパークは、
2015年、一般社団法人東京都信用金庫協会から「優秀賞」を受賞。
5年連続増収増益です。
株式会社アースコム(再生可能エネルギー促進・埼玉県)の丸林信宏社長も
社長賞の豪華さで引けを取りません。
「去年、ドバイでソーラーの展示会があったので、
研修がてら、社長賞・優秀社員賞は副賞としてドバイに連れていきました。
宿泊はドバイの七ツ星ホテルのスイート。
宿泊代金は1泊130万円で、
部屋の中にらせん階段があり、社員はボウ然としていました(笑)。
小山さんはよく『モノより体験』と言いますが、
社員は一生記憶に残る体験ができたのではないかと思います」(丸林社長)
たしかに七ツ星ホテルのスイートは、現金以上にインパクトが大きい。
連れていってもらった社員たちは、社長の愛情をひしひしと感じたことでしょう。