Photo by Akio Fujita
大手金融機関である損保ジャパン日本興亜で働く3人の中国人社員。彼らに、日本に来た動機や経緯、実際に日本で働いてみて感じたことなどを本音で語ってもらいました。(本記事は週刊ダイヤモンド2018年7月7日号からの抜粋です)
──中国から日本に来られた経緯、職歴について教えてください。
王棟 中国の大学3、4年生のときに交換留学生として帝京大学に来ました。その後、中国の大学を卒業して早稲田大学大学院に進学、2012年に当社に入社しました。入社して2年は日本人社員と一緒に自動車事故の対応を行い、3、4年目は中国の上海で新規事業の立ち上げに参加し、駐在しました。
そして16年に日本に戻り、増え続けている訪日観光客に向けた自動車保険の外国語対応の部署を立ち上げ、全体的な運営を任されています。この部署では3年目、通算で入社7年目となります。
王覚 中国の南京で中学時代から日本語学校に通い、日本語を学びました。周りは英語学習がメーンでしたが、私のクラスは第1外国語が日本語、第2が英語でした。