トランプ米政権幹部は23日、政府機関の一部閉鎖が1月まで長引く可能性があると警告した。トランプ大統領が公約に掲げる国境の壁の建設が与野党交渉行き詰まりの原因となっている。ミック・マルバニー行政管理予算局(OMB)局長は「フォックス・ニュース・サンデー」に出演し、「今回の政府機関閉鎖が28日を過ぎて、(年明けに始まる)新議会まで続く可能性は十分にある」と述べた。マルバニー氏は大統領首席補佐官代行でもある。米連邦政府の支出を一時的に手当てするのに必要な数本のつなぎ予算案で連邦議員とホワイトハウスが合意できなかったことを受け、政府機関の一部閉鎖が22日から始まった。問題となっているのはその予算案にメキシコ国境の壁の建設費を含めるかどうかだ。トランプ氏にとっては優先課題だが、議会で可決されるほどの支持は得られていない。