――筆者のウィリアム・A・ガルストンはWSJの政治コラムニスト ***  ドナルド・トランプ米大統領は2週間前、シリア問題についてトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領と電話会談した。伝えられるところによれば、トランプ氏はエルドアン氏に対し、「ところで例の件だけど、君のものだ。私は手を引く」と言った。この発言は米政権の戦略をひっくり返すものであり、ジム・マティス国防長官の辞任へとつながった。  こうした出来事は、私たちが当然のことと受け止めている古くからの真実を思い起こさせる。