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スマホやSNS、動画の倍速視聴、マルチタスクなど、私たちの身近にあるデジタル習慣は、知らず知らずのうちに脳を疲れさせ、集中力を奪っている。なかでも、長時間のテレビ視聴、テレビゲーム、スマホ・タブレットの使用は、「悪い脳の疲労」を招く3大悪習慣だという。では、この3つの中で、脳への負担が最も大きく、まず断つべきなのはどれなのか。脳機能研究者の川島隆太氏が解説する。※本稿は、脳機能研究者の川島隆太『脳を休める!』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。
現代人の注意持続時間は
金魚並みの「10秒」
2015年にマイクロソフト社が、カナダ人の成人を対象として、オンライン調査や認知機能検査を駆使して、注意持続時間の経年変化を計測しています。
その結果、注意持続時間は年々短縮してきており、2015年の発表データでは対象者の約2割は、注意の持続時間が10秒ということがわかりました。
注意持続力に悪影響を与えている因子として、メディア視聴時間の長さ、SNS利用、所属する組織などにおけるICT(情報通信技術)利用率の高さ、マルチタスクの頻度があると述べられています。
最近では、動画の再生速度を速めて視聴する「倍速視聴」も増えていますが、こうした倍速視聴は流し見しているつもりでも、さらに脳に負担をかけているのです。
スマホが当たり前のように生活に入り込むことによって、私たちは集中力を失っています。
マイクロソフト社の弁を借りると、注意持続時間が10秒というのは、金魚と一緒だそうです。情報化社会に暮らす私たちは、脳の基礎体力を大きく失ってしまったようです。
脳が疲れやすい状態が続くと、脳の「疲労耐性」も低下していきます。







