米オープンAIは、人工知能(AI)ブームの火付け役でありながら、競合のアンソロピックに後塵(こうじん)を拝している。同社は現在、巻き返しに向けた攻勢に出ている。オープンAIの消費者向け主力製品である「チャットGPT」の成長は鈍化している。サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)の後継者候補とされていたフィジー・シモ氏の退社により、同CEOの側近幹部の間で職務の再編が行われた。さらに営業担当者は、大量購入割引などの優遇措置を提示して収益性の高い法人顧客を取り込もうと、コストのかさむ競争を繰り広げている。