賞与ゼロと半額の痛みを体感した
大した夫婦

もうひとりは曽我公太郎です。
曽我は大きな失敗をしたわけではないが、給料体系を変えたときに新体系で計算したら、ただひとり、1000円以下になった。
賞与を現金で手渡しするのに、曽我に手渡しするお札がない。
それで、カラの封筒に名前を書いて渡しました。
曽我は社内結婚で、奥さんの曽我都生子(ともこ)も賞与が半分になったことがあります。
曽我都生子は、部下の不始末の流れ弾(だま)に当たって始末書2枚になり、賞与が半額になった。

武蔵野には社内結婚した社員が大勢いますが、夫婦そろって部長で賞与ゼロや半額の痛みを知っているのは曽我家だけ。大した夫婦です。

曽我も舩木も、賞与がゼロになってガッカリしたでしょう。
しかし、2人とも辞めずに頑張っている。
それは頑張って結果を出せば、いくらでも挽回できることを知っているからです。

曽我は賞与ゼロの次の期に奮起してA評価を、舩木にいたってはS評価を取った。
賞与も評価にふさわしい額をもらっている。
このように、結果次第で復活できる仕組みになっているから、社員も泣き言を言いません。