2018年はどんな投資家が勝利を収めたのだろうか。どうやら、生活を豊かにする高級品に投資した人々のようだ。18年はワイン、アート、クラシックカー、希少なカラーダイヤモンドといったぜいたく品が株式や債券よりも好調なパフォーマンスを示した。ロンドンのワイン取引所Liv-exのディレクター、アンソニー・マックスウェル氏は「投資家はキャッシュを投じる対象を探しており、何か実際の品物を持つことの安心感が人々を引き付けている」と語る。「彼らは証券以外の投資先を求めており、金はかつてのような役割を果たせなくなった」アート・マーケット・リサーチが算出しているアート100指数によると、18年初めにアートに投資した投資家は11月末時点で平均10.6%のリターンを獲得することができた。