世界経済が減速の兆候を示し、主要中銀が金融政策の引き締めを続けるなか、投資家は2019年の米国株への期待感を抑えつつある。強気相場の継続に疑念が生じていることもあり、ファンドマネジャーの多くはボラティリティーがさらに高まっていくとみている。  多くの金融機関のアナリストはS&P500種指数の2019年のリターンがプラスになると予想している。ただ、モルガン・スタンレーのチーフ米株ストラテジスト、マイク・ウィルソン氏らは、リターンが1ケタ台前半にとどまるとみている。