米労働省が4日発表した2018年12月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比31万2000人増加し、2月以来の増加幅となった。民間部門の平均時給は前月比0.4%増の27.48ドル。前年同月比では3.2%増加し、2008年以来の伸び率を記録した。別の家計調査に基づく失業率は3.9%に上昇したが(11月は3.7%)、これは労働参加率の上昇が主因。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が実施したエコノミスト調査では、非農業部門就業者数が17万6000人増、賃金が前月比0.3%増、失業率は3.6%と予想されていた。就業者数は18年、月平均で22万人増加した。労働市場の引き締まりにもかかわらず、17年の水準(18万2000人増)を上回った。就業者数の増加は99カ月連続。
米就業者数は31.2万人増、予想大きく上回る=12月雇用統計
有料会員限定
あなたにおすすめ