米ラスベガスで今週開催される家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」では、非常にパーソナルな領域に攻め込む機器が多く披露される。今年のCESの目玉になるのは、自動運転シャトルバス、第5世代(5G)移動通信システムのハブ、優れた人工知能(AI)を持つオーブンなどになりそうだ。一方で、より踏み込んだ健康データをユーザーから直接集める機能を持つウエアラブル機器も披露される。そして、そうした機器の多くは安価なものだ。例えば、血圧をチェックするリストバンド、前頭部に装着して呼吸停止を検知する睡眠センサー、胎児の心拍やキックを追跡する妊婦用ベルトが展示される。食べ物の消化の状況を詳しく把握できる呼吸モニター、精子サンプルの動画が見られる家庭用の検査キットもある。