中国の華為技術(ファーウェイ)は、米国部門で開発した技術の中国への持ち込みという新たな難問に直面している。ファーウェイのシリコンバレーの研究開発部門フューチャーウェイは、本国への一部技術の移転を禁じられている。商務省がフューチャーウェイの輸出免許を更新しない方針を示したためだ。関係者の話と、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した資料で明らかになった。資料によると、同省は昨年6月の書簡で、国家安全保障上の懸念を理由にフューチャーウェイの免許更新申請を退ける意向を通知した。関係者によれば、同社は抗議しているが、その間は当該技術の輸出を禁止されている。関係者によれば、商務省の動きはフューチャーウェイに致命的な打撃をもたらすものではない。同社が米国から輸出する技術の大半は輸出免許を必要としないためだ。