菅 広文写真提供:PHP研究所

ハラスメントへの風当たりが強く、コミュニケーションに細心の注意が必要になった令和の時代。お笑いコンビ・ロザンの菅広文によれば、そんな風潮によって誰しも仕事が上達しにくくなってきているという。では、どうしたらいいのか?※本稿は、芸人の菅 広文『学力よりコミュ力』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。

「後輩力」という言葉に
騙されてはいけない

 さて、後輩力という言葉を聞いたことがあるのではないか。

 若いビジネスパーソンならば後輩力について本を読んだことがあるかもしれない。

 簡単に言うと、先輩にいかにして好かれるかが書かれている。

 あんなものに騙されてはいけない。

 あれは「先輩にとって都合の良い後輩はこんな人ですよ」集である。

 一生、後輩の立場でいるつもりならばそれでもいい。

 ただ、そんな社会はない。

 先輩がいて後輩がいる。

 つまり後輩力だけを後輩の時期に磨いていても、先輩になったときに「後輩力ばかりに言及する先輩」になってしまう可能性があるからだ。

 先輩でこのような人はいないだろうか。

「俺が若い頃はもっと後輩として〇〇していたで」

「後輩からのLINEはこうしたほうがいいよ」

「俺はいいけど他の先輩にしたら……」

 むちゃくちゃ余談である。

 だいたい「俺はいいけど……」シリーズは本人もうっすら怒っている場合が多い。

 つまり言いたいこと。

 後輩力が高い人が先輩力も高いわけではない