アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」はほぼ間違いなく、世界で最も価値ある商品だ。5000億ドル(約54兆2000億円)規模に上る同社ハードウエア事業の屋台骨であり、アプリを販売する「アップストア」の収益を支えている。消費者向けに製品を販売する世界の企業にとって今も「憧れの的」だ。だが、これまでの歴史を踏まえれば、米国人お気に入りのスマホであるiPhoneも、いつかは博物館に展示されているデジタルカメラや計算機、ポケベル、ソニーの「ウォークマン」、「パーム・パイロット」の隣に並ぶ日が来るだろう。iPhoneの消滅を想像することは難しいが、米国文化に深く根ざしているデバイスにも、時代の変化が急速に忍び寄ることはあり得る。
ウォークマンにポラロイド、次はiPhone?
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