菅 広文写真提供:PHPオンライン・片平奈々子

「タクシー運転手に道順が上手く伝わらない」「電話で話したら後で“言った言わない論争”になった」などの経験はないだろうか。日常のコミュニケーションにおいて発生しがちな“あるある”の解決法をお笑いコンビ・ロザンの菅広文が伝授する。※本稿は、芸人の菅 広文『学力よりコミュ力』(PHP研究所)の一部を抜粋・編集したものです。

タクシー運転手への道の説明が
うまく伝わらないときこそ「チャンス」

 タクシーの運転手の方に道の説明をする訓練はコミュニケーションを円滑にするために非常に大切な行為であると思っている。

 白状すると、私も20・30代の頃は「どうしてちゃんと説明したのに伝わらないのだろう?」と思うことが多々あった。

 ただ、40代になると少しは大人になる。

「こちらの伝え方が悪かったのかもしれない」と思うようになる。

 正確に伝えているつもりが、こちらの言うことをわかってもらえない。

 なぜこんなことが起こるのか。

「道に対する常識が少し違う」

 つまり目印にしているところに違いがあるので、上手く伝わらない。

 こちらは住所や交差点の名称で覚えている。

「〇〇の交差点を右へ」などなど。

 タクシーの運転手の方は交差点の名称を覚えている方も、もちろんいるが、建物や施設で覚えている人が多い。

「建物変わるやん」とも思うが、長年の経験則からの覚え方のようである。

 一度、交差点の名称がわからないタクシーの運転手の方がいた。

 このような場合はチャンスである。

 自分の見識を広げるチャンスと捉える。