中国の華為技術(ファーウェイ)はポーランド進出以降10年間に同国の通信網の中核に君臨し、有力な外資系企業としての地位を築いた。だがポーランド当局はここ数カ月、ファーウェイへの 依存度の高さが中国によるスパイの脅威にさらされかねないとの危機感をひそかに募らせていた。その懸念は11日、ファーウェイ現地社員の逮捕という形で露呈する。当局はファーウェイ社員と仏通信大手オレンジのポーランド社員の2人をスパイ容疑で逮捕した。両容疑者は収監されており、担当弁護士のコメントは得られていない。ファーウェイは先週末、ポーランド当局に逮捕された社員を解雇したと明らかにし、疑いが持たれている行動と「当社は何の関係もない」と説明した。
ファーウェイ、欧州の野望危うし 元社員スパイ容疑
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