遠隔医療サービスを手がける米企業が最近の電子メール広告にテニス界のスーパースター、セリーナ・ウィリアムズ氏を起用し、次のような売り文句で減量薬を宣伝している。  「15~20ポンド(約7~9キロ)の余分な体重を抱えている人には、ウゴービのような薬が改善のきっかけになる可能性がある」肥満症を専門とする医師や研究者にとって、この種のメッセージは厄介だ。GLP-1として知られるこの大ヒット薬は、少し体重を減らすためのライフスタイル改善手段として販売されることが増えている。しかし、実際には肥満症や2型糖尿病といった慢性疾患に対する生涯治療薬として設計されている。 この違いは重要だ。 米国の成人の約18%が減量または慢性疾患の治療のためにGLP-1薬を服用したことがあるが、約半数が1年以内に服用をやめる。多くの場合、次に何が起こる可能性が高いかを理解していない。