トランプ米政権は4日、防衛などの産業で使用される重要鉱物の開発で、日本、メキシコ、欧州連合(EU)と協力することで合意したと明らかにした。今回の動きは、重要鉱物分野における中国の支配力に対抗しようとするドナルド・トランプ大統領の取り組みをさらに推し進めるものだ。米当局者によると、合意案に基づき、各国は特定の産業に不可欠な重要鉱物を割り出し、採掘からレアアース(希土類)磁石などの製品への加工を支援する政策を共同で策定する。これらの鉱物は、高度な軍事技術や自動車などの消費財の製造に不可欠な部品に使用されている。国際エネルギー機関(IEA)によると、中国は現在、重要鉱物・レアアース分野で支配的な地位にあり、レアアース鉱物加工能力の約9割を支配している。中国政府は昨年、レアアース磁石の輸出許可制度を設け、自動車・防衛セクター向けの供給を制限できるようにした。