トランプ米大統領が次期司法長官に指名したウィリアム・バー氏(68)は15日、上院司法委員会の指名承認公聴会に出席し、ロシアの米選挙干渉を巡るロバート・モラー特別検察官の捜査を強力に擁護した。また捜査を批判した自身のメモについても、大統領が司法を妨害したと法を拡大解釈して主張しないよう司法省関係者に警告する狙いだったとして、その正当性を主張した。バー氏は、モラー氏は公平な捜査官だと語り、トランプ氏の指示によって特別検察官の捜査を阻みかねないとする民主党側の懸念を払拭しようとした。バー氏は「モラー氏が『魔女狩り』に関与するとは思わない」と語り、トランプ氏の見解とは食い違う見方を示した。モラー氏による捜査の完遂を認めるべきだと証言した。