米検察当局は提携先の米企業から商業秘密を盗んだ疑いで、中国の華為技術(ファーウェイ)に対する刑事捜査を進めている。米携帯大手TモバイルUSがスマートフォンをテストするのに使用するロボティックデバイスに関する技術が含まれるもようだ。関係筋が明らかにした。ファーウェイに対する民事訴訟が、刑事捜査へと発展するきっかけになったという。シアトルの民事訴訟では、ファーウェイがTモバイルのロボティック技術を不正流用したとの判断を陪審員が下している。捜査は進んだ段階にあり、近く起訴につながる可能性があると関係筋は述べている。司法省の報道官はコメントを差し控えた。ファーウェイの広報担当もコメントを控えた。同社はTモバイルの訴訟で反論したが、社員2人が不正行為を行ったことを認めている。