米政府機関の一部閉鎖を受けて欠勤する職員が増える中、運輸保安局(TSA)が大都市の空港に臨時のスタッフを派遣している。19日にはTSA職員の欠勤率が8%に達し、開始から1カ月を迎えた閉鎖期間でも最も高い水準に達した。欠勤率は18日の7%から上昇。1年前は3%にとどまっていた。TSAによると、ボルティモア・ワシントン国際空港では職員不足により保安検査場の1つが閉鎖となる。政府機関閉鎖中も42万人の職員は必要不可欠な職務にあるとされ、無給勤務を続けている。空港で荷物検査などを担当するTSA職員も、その中に含まれている。だが給料を受け取れていないため、出勤し続けられないと話す職員もいるという。TSAのマイケル・ビレロ報道官は、ニューヨークやニュージャージー、シカゴ、マイアミ、アトランタの空港は特に状況が深刻で、臨時のスタッフを派遣したと述べた。今後さらに多くの保安検査場が閉鎖される可能性もあると言う。