勝つことを目的にして
勝つための工夫を
パチンコで簡単に勝てると豪語しているが、どうせ口だけだろうと怪しむ人もいるでしょう。
株式会社島屋(建築商材・広島県)の吉貴隆人(よしきたかと)社長も、そのひとりでした。
私のかばん持ち研修は月曜~土曜。
日曜はお休みで、パチンコの研究に勤(いそ)しんでいます。
吉貴社長は金曜・土曜と月曜にかばん持ちを申し込み、
日曜に私の自宅近くのパチンコ屋で待ち伏せをしていた。
私のパチンコの腕前を確かめるためです。
吉貴社長が「パチンコを教えてください」と近づいてきたので、私は2台を指し示して、
「早く出る台と、たくさん出る台、どちらがいい?」
と選ばせました。
吉貴社長は早く出る台を選んだので、私はたくさん出る台に座りました。
1時間後、言ったとおりに吉貴社長の台が先に出て、最終的には私の台が多く出た。
吉貴社長はようやく私を信じる気になったらしく、
それから6回もかばん持ちを申し込んでいます。
ギャンブルについて「勝つも負けるも運次第」と考えているうちは、
いつまで経っても勝てるようにはなりません。
もちろん運の要素も強いですが、
勝つことを目的にして勝つための工夫をすれば、勝率は必ず上がり、
トータルで勝てるようになる。
私はそういう努力をする社員を評価します。