ドナルド・トランプ米大統領は陸軍・海軍・海兵隊の新たな参謀総長を数週間以内に発表する。計画に詳しい政府高官が明らかにした。同氏にとって最大規模の軍高官指名となる。米軍制服組トップの統合参謀本部議長および副議長も正式に指名するほか、欧州、アフリカ各軍の司令官も入れ替える意向だという。対象者は全員が職業軍人で、現在のポストに就く際に上院で承認されており、今回の指名も反対されることはないとみられる。リベラル系シンクタンク「センター・フォー・アメリカン・プログレス(CAP)」のシニアフェロー、ローレンス・コーブ氏は「国家の安全保障となれば国民は軍将校を信頼することを、大統領は直感的に感じ取っている」と述べた。「だが全員が一気に去ることは異例なので、同時に入れ替えれば、大統領として軍から最善のアドバイスを受けることが難しくなる。全員が同じ学習曲線をたどることになるからだ」